先頭に番号があるだけで、
全部が型番に見えます。
一覧に並ぶのは「No.243 白磁雪透かし 中風鈴」のような名前です。 管理番号が先に来るので、ひと目には記号の羅列に見えます。 けれど番号のうしろには、四つの情報が入っています。分解してみます。
白い磁器。透明感のある白そのものを見せるつくりです。青磁と対になります。
器の壁を彫り抜く技法です。光が通ります。この窯の商品名に繰り返し出てくる言葉です。
豆・中と表記が分かれています。同じ意匠でも大きさで価格が変わります。
何であるか。ここまで読んでようやく、器なのか風鈴なのかが分かります。
つまり「No.243」を消して、四つを見出しにするだけで、 この名前は選ぶための情報に変わります。番号は注文のときにあれば足ります。
写真では、
いちばん伝わりにくいもの。

光が通って、
はじめて分かります。
透かしは、器の壁を彫り抜く仕事です。彫れば彫るほど割れやすくなるので、 どこまで抜けるかがそのまま腕になります。
ただ、この良さは明るい背景に置いた商品写真では消えます。 光を通した状態を一枚見せられるかどうかで、5,500円という数字の見え方が変わります。
伊万里の大川内山は、かつて鍋島藩の御用窯が置かれ、技術が外に出ないよう管理された谷として知られています。 いまも窯元が集まる場所です。その谷でつくっているという一行が、いまのショップにはありません。
※ 大川内山と鍋島藩窯についての説明は一般的な歴史の説明で、お店の表記ではありません。
夏だけのものと、
一年つかうもの。
いまの一覧には、風鈴と碗皿が同じ大きさで並んでいます。 片方は季節が来たら出すもの、もう片方は毎朝つかうもの。買う時期も、贈る相手も違います。
風鈴
音と、光。夏のあいだ吊るしておくものです。
三点とも「雪透かし」です。透かしがいちばん効くのが風鈴なので、この窯の看板がここに集まっています。
うつわ
食卓に出しておくもの。使う回数が値段を薄めていきます。
珈琲と紅茶で碗皿が分かれています。形が違うということですが、一覧では550円差の別商品にしか見えません。
価格・在庫はオンラインショップの表示が最新です。掲載の全点を網羅したものではありません。
